【土台】自然の一部

【現実と主体変容】コロナによって、もう二度と元の生活に戻らないし、戻してはいけない理由

はじめに

2020年から世界中で騒がれていたコロナ。日常生活が制限されたり、仕事のやり方が変わったり。なかには、とても大変な思いをされた方もいらっしゃると思います。私の小さな×2サッカースクールも一時期できなかったので、その気持ちはほんの少しだけ共有できます。

しかし、だからといって私は

コロナ前の元の生活に戻ってほしい!

とは思っていません。それには明確な理由がありますし、実際、コロナ騒動が終息したとしても、もう完全には元通りになりません。

今回はその理由について、書いていきます。なお、細かいところや前提知識を全部書くとごちゃごちゃになるので、かなり省いてはいます。

大前提:分析するときは〇〇を直視し、〇〇を捨てる

まず、今回の話の大前提として、分析することで重要なことを共有します。

それは、

現実を直視し、感情を捨てるもしくは外に置いておく

ということです。

現実を直視する。というのは、勇気がいります。へこむこと多いですからねwしかし、武士道精神の肝ともいえるくらい、これは重要です。最も、私たちはそういう教育を受けてきていませんし、その親も同じく。です。

また、

感情を捨てるもしくは外に置いておく。これも難しいです。先ほどの、現実を直視する。のとリンクしていますし、人は感情で動く生き物ですから、何かしら刺激を受けたら感情が動いてしまいます。それをコントロールするのは、かなりのストレスです。しかし、感情に流されないことで初めて見えたり知ることができるもの・ことがたくさんあります。

これらのことは、トレーニングで向上できますよ(^_^)

これが世界で起きている現実です

引用:UNFPA

これ、何のグラフかというと、もうすでに書いてありますがw

世界の人口推移です。日本では減少傾向にありますが、世界まで視野を広げると、増えまくっています。そして、この増え方は生物というくくりで捉えると異常ですし、私たち人間には『生きたい』という欲があります。しかもインフラが整えば、そう簡単に減りません。

そうなると、ゴミ問題、水質汚染、大気汚染、資源枯渇など未来に負の遺産を残すというよりも、もはや破滅の道へまっしぐらです。

このヤバさは、実は前から(私が子供のころから)多くの方が指摘されていましたが、大手メディアでは深掘りされることはほぼありませんでした。なぜなら、スポンサーが背後にいるからです。スポンサーは上記の問題を意識したら、利益追求できません。

世界中で経済ロックダウンが起きて、何が起きたか?

そんな現実を抱えた人間ですが、2020年に世界のあちこちで起きた経済ロックダウンで、何が起きたでしょうか?

それは、

地球環境の大幅な改善

です。

汚かったベネチアの水が透き通り、
大気汚染で見えなかったヒマラヤやロッキー山脈がきれいに見え、
南極のオゾン層が一気に縮少。

つまり、人間が欲のまま経済活動しないと、地球が短期間でキレイになる。人間は自然界にとって一部であるべきなのに、実際はガンである。

ということが証明されました。

それはつまり、資源の限られた地球で私たちや未来の子孫が生きるには、コロナ前の感覚は全然ダメであり、行動や経済活動を抑える必要がある。ということになります。なので私は、

元の生活に戻してはいけない

と思っていますし、

主体変容(しゅたいへんよう・・・何かものごとをよくしていくために、自分を変えていくということ)

によって自分を変えていく必要性を強く感じています。

栗田工業時代に経験した、プレ・コロナ

私は大学のとき、ほとんど勉強しませんでしたがw、環境問題だけは興味があり、大学を卒業して

栗田工業

という会社に就職させてもらうことができました。環境問題を意識して就職活動し、たどり着きました。

栗田工業は水処理日本最大手で、東証一部上場の、日本の産業を支える会社です。というのも、水はどんな工場でも必ず使うものなので、その水質を管理するということは、関わる工場の生命線でもあるからです。

自分が社会に役立てる存在になれるよう気合い十分だったのはもちろんのこと、就職が決まってからわかったことですが、

高校で父を亡くした私の、大学の学費を一部援助してくれた親戚のおじさんが勤め上げた会社でした。

ですので、たぶん、他の同期とは違ったモチベーションだったと思います。

そんな栗田工業の新人時代、私は岡山県倉敷市の水島コンビナートにある、石油関連の営業に配置されました。工場のスケール感とかデカすぎて圧倒される規模で、まさに日本経済の根幹だな。と。ラスボスを1年目でみてしまったのですww

そんな私は同年、仕事がないときは有機農家さんの手伝いをしたり倉敷の街を楽しんでいましたが、営業として一人立ちするちょっと前の9月、リーマンショックを経験しました。コンビナートの工場が数々と減産・生産停止に追い込まれ、営業数字は最悪でしたが、その裏で最高のことが起きていたんです。

それは、

瀬戸内海の水質改善。

倉敷の寿司屋の大将が別のお客さんと話していました。

これ、今思い返せば、まさにプレ・コロナだったんですね。だから、今回のコロナ騒動、早い段階で他の人よりも気付きや対応が早かったのではないか。と思っています。

そんな私は水質改善の話を耳にしたとき、社会システムや自分の仕事に多いに矛盾を感じて複雑な気持ちになりまして、他の要因も含めて、たった1年で農業の世界に転身しました。

栗田工業は特別思い入れのある会社だったので、人の3倍がんばろうと誓い、私なりにものすごい濃い経験をさせてもらいました。当時は会社のグチを先輩や同期にこぼしていましたが、言葉では伝えきれないくらいの感謝の気持ちです。

知ると知らないでは見える世界が違う

そうこともあって私は、日常生活における子どもの『地元レベル』での活動制限は勘弁してほしいと思いますが、他はけっこう受け入れています。

足るを知る。が大事であり、今までがおかしかった。これでいいんだ。と。

知っているか知らないか。で見える世界が全く違ってくるのを肌で感じる日々です。

もう元には戻らない

コロナ禍の昨今、10年前にはなかったIT技術を用いたサービス・商品が普及していますね。スマホが一番良い例ですし、会社で言えばGAFAはその典型で、コロナちょっと前からはネットフリックス、ZOOMなど、多額の資金が投入され、今の時代に沿うような巨大企業があります。これからは、AIを使った経験の自動化によって起こされる、情報の一元化や今まであった仕事のロボット化、マイクロチップやトランスヒューマニズム、メタバースも。はたして偶然でしょうか?世界中の投資家が膨大な資金投入をすることで、そのスピードは日進月歩です。

私は自営業の身なので感覚だけは少しわかりますが、多額の事業投資は回収の見込みがないとやりません。

これは、つまり完全に元には戻らないことを意味しますし、政府や国際機関も、それを示す計画書や声明を出しています。自分から探しにいかないと出てこないものが多いです。みなさんは、HPまでたどりついていますでしょうか。

おわりに

私は、経験も踏まえてコロナ騒動を分析してきました。そして、いくつも大切なことに気付きました。それは、資本主義というマネー中心の社会のなかで忘れてしまっている、生きるうえで何よりも大切なものです。(^_^)

みなさんがこの現実をどうとらえ、最終的にどう判断するか。

それによって、これからの人生は大きく変わってくると思います。

サイトのアップデートは、そういう経緯を経ていますので、ご理解いただけたらうれしく思います!

それでは、また。

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