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高校生の数学で習う『ベクトル』とは、力の向きや大きさを矢印(→)の向きや長さで表現したものですが、サッカーでは数学の勉強みたいに細かいことを知らなくても、この矢印すなわち『ベクトル』を意識できると、とてもプレーするときに役に立ちます。

とくに、味方や相手の『動きや意識(考え)』をベクトルで感じ取ることができれば、動いている味方へのパスも通りやすく、また、相手ディフェンスの裏をかくプレーが決まりやすくなります。

具体的には、「走っている味方には、走る先にパスを出す。」というのも、『ベクトル』を意識している。ということになりますね。このとき、『動きのベクトル』と『意識のベクトル』の『向き』が揃っています。

この、『意識』と『動き』のベクトルの『向き』が揃っていれば小学生でもわかりやすいのですが、サッカーの試合中には、2つのベクトルの『向き』が違うもしくは『意識』のみしかないシーンもあり、難易度が急に上がります。

たとえばディフェンスが

  1. 横に動きながら縦パスを前に出てインターセプトしようとする
  2. ほとんど動いてはいないが、味方にパスをする瞬間に急に寄せ始める

ときが良い例で、この相手の『意識ベクトル』をオフェンスが感じ取ることができれば、狭いスペースでもパスが通ったり、ドリブルで奪われることが減ります。

私が撮影した動画『インサイドでのノールックパス』では、相手の『意識ベクトル』の向きを操り、意識と違う方向へパスをすることで、足元をボールが通過しても奪えない。という現象が起きています。

インサイドキックのノールックパスは、基本スキルのひとつ!!

日本サッカーの育成では、まだまだノールックパスの頻度が低く、基礎とみなされていないと感じますが、指導者が『ベクトル』を意識するようになれば、ノールックパスが超重要な基礎である。との認識も広まると思います。指導者の方にはぜひ、過去に勉強したはず(笑)の『ベクトル』を育成の現場で活かしてほしいと願います(^_^)

【高校 数学B】 ベクトル1 ベクトルとは? (18分)


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