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はじめに

サッカーにおいて、プレーするときの体の姿勢はとても重要だと思います。たとえばドリブルやボールキープしているときの前傾姿勢。この体の動きを多用するのはジダン選手やイニエスタ選手などが有名でしょうか。どうやら上達するうえで大切な要素のようですね(^_^)

しかし、日本のプロ選手ではそのような選手はあまり見受けられません(2014年現在)。その背景として指導者が「ルックアップが難しくなるから」と体を起こすように育成段階で修正させることが大きな要因かと思われます。その一方で、前傾姿勢は重力を活かした推進ができるので推奨する流れも。しかし、ジダン選手のボールキープのように前へ推進していないときの前傾姿勢については説明できず、「前へ行こうとするフェイント」「センス」「特殊な動き」程度でとどめてしまう人も多いのではないでしょうか。きちんと説明できていれば日本サッカーのレベルは2014年ワールドカップでより良い成績を簡単に残せたと思います。日本人はもともと世界から見て器用ですから♪

そこで今回は、私が考える『ドリブル・ボールキープの前傾姿勢』の目的について書きます。目的がわかれば自信をもって前傾姿勢を利用したプレーができると思います(^_^)

目的①

目的①は、重力を活かした推進力。上半身を前傾させることで重心が前方へ傾くため、筋肉の力だけに頼らずスムーズに加速することが可能です。これは陸上の短距離走をイメージするとわかりやすいと思います。90分間不規則に走り回るサッかーでは、とても重要な要素だと思います。

目的②

目的②は、前へ行くと見せかけるフェイント。これはそのままなので説明はなしです(^_^)

目的③

目的①②ではジダン選手やイニエスタ選手のような前傾姿勢を多用する世界的なプレーヤーの動きが説明できないときがあります。これが以下に挙げるとても重要な目的③だと思います。そして、日本でも育成段階で感覚として身に付けている人はたくさんいます♪

その目的③は、体への少ない負担で懐深くボールを扱うこと。懐を深く、というと膝をしっかり曲げて腰を落として踏ん張ることをイメージする人はいませんか。この感覚で上体を起こそうとしていると体に過度の負担がかかり、ドリブルやボールキープのように細かい足元での動きは力みで制御されてしまいます。

では膝を軽く曲げ、上半身を前傾させるとどうなるでしょうか。実際にやってみるとわかると思いますが、足に余計な力が入らないため、上体を起こしているときと比べて足元の深いところでボールコントロールをしやすいと思います。さらに、ターンなどの方向転換では、前傾姿勢を保つことで『目的①』と連続し、スムーズな動きを可能にします。

また、対面する相手ディフェンスからみると、上半身が前傾しているためにボールへの距離感が掴みにくくなりますし、ボールが足元に入りすぎて隙があるように見えて安易に足を出してしまうことも。

つまり、ボールを持つ側と奪う側、両方から見て前傾姿勢はメリットがあるのです。

ちなみに、前傾姿勢のデメリットは「ルックアップ」による周囲の状況把握の精度が落ちることです。

状況によって使い分け

このように目的を整理すると、『いつも前傾姿勢が良い・悪い』というのは大きな間違いであることがわかります。メリット・デメリットを踏まえて状況によって『前傾姿勢』か『上体を起こす』か使い分けすることが大切だと感じます。

おわりに

前傾姿勢に限らず小さい子供ほど感性は豊かで、体の動きが理にかなっていることはたくさんあります。その一方、大人の安易な指導によって子供の個性や感性を潰してしまうことはホントに簡単。論理的な思考は大人の方が優れていますから、子供から逆に学ぶくらいの姿勢でしっかりと考えてあげることが重要ですね(^_^)

La magia de Zidane en el Bernabéu / Zidane’s magical performance at the Bernabéu【1:28】

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管理人

小学校3年生からサッカーにハマり、16歳のときイングランドで衝撃を受け、21歳のときYOUTUBEに出会う。がっつりプレーしたのは22(23?)歳まで。

自身の経験だけでなく、サッカーと全く関係ない分野を抽象化して応用することで、イングランド遠征で感じた世界との差を解決(16歳から10年以上かかり、センスなさすぎ(笑))。
 
そして、2015年からはサッカースクールで小学生に技術指導。原田メソッドを参考にさせてもらって目標達成のサポートをするとともに、独自の視点による『ワンポイントアドバイス』により、『できなかった』プレーを『できる』ように変えられるのが、私の特徴です。
 
オンラインを利用して、より多くの人とサッカーを掘り下げていけたらと思います。
 

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