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サッカーでは、プレーを大きく左右する要素として、トラップ(ファーストコントロール)があります。それが自分の思い通りにできれば次のプレーの精度は上がり、逆にうまくいかないと、プレーが遅れるばかりか得点のチャンスを失い、失点の起点となり得るため、その質の向上はキーパーからフォワードまでの全てのポジションにおいて、キックと同様欠かせません。
そこで、今回は、ひとりでもできるトラップの練習(エッジコントロールと言われています)とコツについて書きます。
練習方法
ひとりでできるトラップの練習例【1:37】
2.(できれば)ボールが浮いているときに、肩ごしに「チラッ」と相手が背後にいるか確認する
3.ボールが地面に落ちて跳ねるタイミングに合わせて、インサイドもしくはアウトサイドでボールをコントロールする
なお、ここでは、コントロールの種類としてインサイド・アウトサイドそれぞれ3パターンを紹介します。
3つのパターン
ボールをコントロールする地点を中心として
②ボールを体の横方向にコントロールして体の向きはそのままにはボールに回り込むように移動する
③ボールを体の横方向もしくは斜め後方にコントロールして体もその方向に回転して移動する
コントロールのコツ
ボールが地面に落ちて跳ねあがるタイミングはどのパターンでも同じであり、そのコツは自分で何度も実践していくなかで掴んでください。なお、足首を始め、体に力を入れる必要はありません。
ボールをコントロールするとき、タッチする足と同じ側の腕を引き、その足がコントロールした方向へ体重移動する一歩目となるように意識して動く
②について
ボールをコントロールするとき、タッチする足と同じ側(もしくは反対側)の腕を引き、その足が後方へ下がる一歩目となるように意識して動く。ボールに対して、回り込むようなイメージ
③について
ボールをコントロールするとき、タッチする足と逆側の腕を引き、タッチした足がコントロールした方向へ体重移動する一歩目となるように意識して動く。タッチする足と逆側の腕を引くことで、回転をスムーズにすることができる
使い分けでプレーの選択肢を広げよう
トラップのパターンは他にもあると思いますが、ここで挙げた3つのパターンの動きができるようになると、プレーの幅が広がるのはもちろん、相手ディフェンスがボールをコントロールした瞬間にボールを奪おうにも的を絞りにくくなり、相手とに駆け引きがとても有利になります。
おわりに
ここでのトラップ練習は、試合では浮いたボールだけでなくグラウンダーのボールをファーストコントロールするときにも役に立ちます。沢山練習をして感覚を掴み、試合で相手ディフェンスと駆け引きを楽しめるといいですね(^_^)
ひとりでできるトラップの練習例【1:37】