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みなさんは、汚い部室のチームは弱い。ということを聞いたことがありますか。私はサッカーをしていたころ何度も聞いたことがありましたが、当時はチームの強さとどんな関係があるのか不思議でした。(そして、とても部室は汚いといわないまでも決してキレイとは言えませんでした(*_*; )
しかし、その不思議も大人になってから勉強して解決!原田メソッドを学ぶ上で登場してきた『ブロークンウィンドウ理論』が、正に
汚い部室のチームは弱い
を説明してくれます。そこで、今回は『ブロークンウィンドウ理論』を紹介します。
ブロークンウィンドウ理論とは
ブロークンウィンドウ理論とは、『割れ窓理論』とも言われ、アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが提唱した、犯罪率を下げることを目的とした理論です。
これは、1枚の割れた窓ガラスを放ったらかしにしておくと、割られる窓ガラスの枚数が増え、建物全体が荒廃し、しまいには地域や街全体が荒れてしまう。という理論です。
幸い、私は日本でそこまでの光景は見たことがありませんが、ゴミのポイ捨てや自転車の違法駐輪なんかはこの理論と同じですね。無秩序な世界になってしまいます。
さて、この理論は、ひとつの無秩序を放置すると、地域全体の秩序を維持する機能が弱ってしまい、犯罪が増加することを意味しており、
問題は、小さな芽のうちに摘むことが重要である
ということを教えてくれます。
ブロークンウィンドウ理論を活用したら、犯罪率が50%以上減った
この理論は、ニューヨーク市が荒れていたころ、市長のジュリアーニ氏が活用しました。
具体的には、環境美化に努め、放置車両や落書きなどの軽微な犯罪を徹底的に取り締まりました。その結果、ニューヨークの街はキレイになり整備された結果、なんと犯罪発生率が50%以上減少したのです。
私も、これを知ってから玄関の靴はいつもきちんと並べるようにしました(^-^;人の心って、どうにでも変化するんですね(驚)
それに、サッカーでも最後勝敗を分けるのって、よほどの実力差がなければ、集中力やちょっとした気づきの差がきっかけだったりします。だから、普段から秩序だった環境を維持して心が整っていれば、やはり勝負ごとの大切な場面でそれらが発揮されるでしょうし、逆に汚いのが当たり前では、良い結果に繋がらないのだと思います。
おわりに
成功者や成功したチーム、素晴らしいといわれる会社などを徹底的に分析して研究した原田隆史さんの『原田メソッド』は、このブロークンウィンドウ理論以外にも有益な情報がたくさんあるので、
- 現状を打破したい
- もっと良いチーム作りをしたい
- より良い家庭環境を築きたい
- 関わる人みんなが幸せになれるような仕事がしたい
という人は、ぜひ彼の書籍を読んでみてはいかがでしょうか(^_^)
Mr Children – everybody goes ~秩序のない現代にドロップキック~ POPSAURUS 2001
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