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サッカーにおいて、周りを見て、素早く、自分の意志で判断してプレーすることはとても重要ですが、その一方で難しいものでもあります。
しかし、たった1つのコツを意識するだけで、サッカー初心者でも、その子のレベルなりにできるようになることは可能ですし、コツを継続していけば確実にレベルアップしていきます。
そこで今回は、超重要なたった1つのコツをお伝えします。
たった1つの重要なコツは・・・
結論から言いますと、これは
ボールを蹴るときに、必ずパスしたい味方の名前を呼ぶ
です。シュートであれば、「シュート」と言います。
どうですか、案外簡単だと思いませんか?しかし、このコツには重要なポイントが含まれています。
ポイント1:味方をしっかりと見るようになる
味方の名前を呼ぶには、しっかりと『誰がどこにいるのか』見ておく必要がありますね。ユニホームや靴下の色で判断すると、『名前』は出てきません。ですから、『しっかりと顔を上げて見る』という習慣が身につきます。
ポイント2:自分の意志でプレーするようになる
サッカーはチーム戦術があるなか、自分の意志で判断するスポーツですが、『パスしたい味方』を自分で決めて呼ぶことで、『自分の意志でプレー』するのが当たり前になります。なぜなら、自分の意志ではなく、味方の声だけでプレーしていると、パスする味方を確認できないまま『味方の名前を呼ばず』にプレーしてしまうからです。
ポイント3:考えないでプレーするのが減る
これは、ポイント1&2とも重複しますが、何も考えないでボールを蹴ることが減ります。なぜなら、『ボールが離れるときは、必ず自分の意思表示をしてパスかシュートをしなければいけない』からです。
小学生のころはとくに、相手チームがプレスをかけてきたら怖がって、闇雲に蹴るシーンが多々見受けられます。しかし、それではうまくなりません。プレスをかけられたら、たとえば自分の体でボールを隠したり遠ざけるスキルが必要になりますが、その土台には『考えてプレーする』が重要です。
ポイント4:次のプレーを意識してポジショニングやトラップにこだわるようになる
ボールを持つ前に周りをしっかりと見て次のプレーを意識するようになると、どうなるでしょうか?それは、パスをもらう前のポジショニングやトラップにこだわるようになります。子供だって、スムーズにプレーしたいですからね。そういった、自然と沸いてくる気持ちをうまくプレーに活かすことで、どんどんサッカーは『楽しみながら上達』できるようになります。
ポイント5:声で考えを伝えることができるようになる
自分の考えていることを、相手に聞こえる大きさの声で伝えることで、他の場面でも自然と自分の意見や思っていることを人に伝えられるようになります。半信半疑の方は、ぜひ1か月、このコツを徹底してみてください(^_^)
この約束を守れたらイイね!できなかったら・・・
この、たった1つのコツを守れたら、指導者の方は「イイね!」とホメてあげましょう。そのひと言で、子供たちのテンションは上がります。
ただし、声がとても小さくて意思表示として成り立っていなかったり、声が出なかったら、
「あ、今言った?言ってなかったら、邪魔にならないところで腕立て5回!」
みたいに、ちょっとしたバツを与えます。選手がやる気さえあるのなら、できなくても怒鳴ってもダメです。何も生まれません。
そして、よくあるのが『なぜか分かっているのに、別の子の名前を呼ぶ』。という現象。私もやってしまいますが、もう、これは笑うしかないですねww
慣れてきたら、個別でレベルを上げる
ボールを蹴るときに、必ずパスしたい味方の名前を呼ぶ
これは、かなり個人差が出てきますので、レベルが高くてしっかりとできる子は、上のレベルを用意してあげる必要があります。そこで、こちらでは私が実践している2つのアイデアを紹介します。
●ドリブル練習など、わざとたくさんボールを触る練習以外では、タッチ制限がなくても4タッチ以下でプレー。4タッチだと、キープしたり相手を抜く余裕があります。
●パスを味方から受ける前に、次にパスしたい味方の名前を一度呼ぶ。(シュートなら「シュート」と言う。)実際の判断は、ボールを蹴るときまで変えてもいい。
この効果は、実際にサッカーの現場で確かめてもらえたら。と思います(^_^)
おわりに
サッカーは、知識やボールを扱うテクニックも重要ですが、
周りを見て、素早く、自分の意志で判断してプレーできるようになる
ことも極めて重要です。ですから、下の動画のように『サッカーの知識』を少しずつ入れたり『テクニック』を磨きながら、今回のコツを実践し続けることで、試合でのパフォーマンスを上げてもらえたらうれしいです(^_^)
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