日本サッカーで体幹トレーニング(インナーマッスル)の重要性が広まったのは、海外で活躍した中田英寿選手の影響がとても大きかったですね。その後、一気に
体幹が重要
とか
インナーマッスルを強化しよう
とブームのようになりました。今回は、そんな体幹系のトレーニングと体の動かし方の優先順位について、私の考えを書きます。
体幹はもちろん重要だけれども・・・
私も現役のころは体幹系ブーム(!?)に乗ったのですが、少しはプレーが上達したものの、目立った成果は出ませんでした。そして、大学卒業とともに競技志向から退いた私は、ある日、海外サッカー選手のユニフォーム交換の様子を動画で見ていて、ふと思ったのです。
背中の筋肉がすごいなぁ。
そこで調べてみてたところ、
・超一流のアスリートは、(範馬勇次郎とまではいきませんが)一般的に背中の筋肉が非常に発達している
ということや、
・パンチ力のある私サーは背中が発達している
ということがわかりました。
そして、
背中の筋トレはアスリートなら大抵の人が行いますが、それでも大きな差が生まれるということは、体幹トレーニングよりも前に、体の使い方が大きく影響しているのではないか
と考えるようになったのです。
超一流のアスリートは、筋力トレーニングの効果もありますが、体の動かし方を熟知していて、その動きによって背中の筋肉が発達し、その動きによって体幹もしっかりしてくるのでなないか。と感じたのです。
それから数年後、私もインサイドキックなどのコツを掴んだとき、疲労は足よりも、背中や体幹にきました。非常に嬉しかったことを、今でもはっきり覚えています。現役の頃、一生懸命腹筋を割って喜んでいましたが、重要なところはそこではなかったようです。
しっかりとした体の動かし方を身につけている人が体幹トレーニングをすることで、パフォーマンスが飛躍的に向上するのではないでしょうか。
体の動かし方を身につけること
と
体幹トレーニング
は、現実として同時並行だと思いますが、まずは体の動かし方を重要視する、というのが私の考えです。
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