体に必要な『塩』に関する常識はウソ!?

はじめに

そっけなくて愛想のない「しょっぱい」対応をすると

塩対応

なんていう言葉があるようですね(^_^)(2015年)。

そんな塩は、海水の2~3%含まれていて、人間の生命維持に欠かせないものです。とくにサッカーで大量の汗をかいて激しく動く人にとって、塩に関する知識は非常に重要なはず。ということで今回は、塩について書きます。

普段食べているのは本物の塩ではない

日本国内で流通している『塩』には塩事業法という塩の製造・販売に関する法律により、国に管理されて一般的になった「化学的に精製された精製塩」、通称「食塩」と、それに比べて割高で精製されていない「天然塩」といわれるものもあります。この二つ、似ているようでまったく違います。

化学的に精製された塩は成分のほとんどが塩化ナトリウム(Nacl)で、食塩とも呼ばれています。微量に含まれるマグネシウムやカリウム、カルシウムなどの重要なミネラルが取り除かれているため、舐めると刺激が強くて辛みだけを感じるが特徴です。

その一方、化学的に精製していない天然塩ですが、舐めると辛さがあるものの食塩よりまろやかで、中にはほんのり甘味を感じるものも(^_^)それはNaClに限らず、さまざまなミネラルを含んでいるからです。人間の味覚は、このミネラルによって大きく左右されます♪

人間の体液は海水を薄めたものに近いと言われており、戦時中に点滴がない非常事態には海水を薄めて代用した。という話もあるくらい。世間の常識では「塩分(=塩化ナトリウム)は控えめに、一日●●グラムまで」と数値化されていますが、ミネラルは量だけでなくバランスがとても重要になってきますので、上記のような杓子定規(しゃくしじょうぎ)な考えは正しいとはいえませんし、そんなに単純な話ではありません。それよりも、「汗をかいて余分なものを排出すること」と「さまざまなミネラルを含んでいるものをしっかりと補給すること」のバランスを考えたほうが良いと思います(^_^)

ちなみに、ミネラルバランスに着目する考えは農業でも同じで、土壌の成分分析や施肥設計が深くかかわっています。植物はこのバランスが悪いと必ず生理障害が発生し、病害虫に対しての抵抗力も弱くなってしまいますから。人間も植物と同じ生き物ですから、近くにある植物を定点観測して植物を眺めてみるのもいいですね♪

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