この記事を読んでいただければ、
もう一度、楽しくサッカーをするには、気合と根性ではなく、それなりの理由もあるし対策が必要なんだな!
って思えるのではないでしょうか(^_^)
はじめに
小学4年生や5年生の夏くらいまでは試合で大活躍していたのに、そこから活躍できなくなってきた。。。
お子さんは、そんな状態になっていませんか?それでもサッカーを本気で楽しんでいれば良いかも知れませんが、実際はうまくいかないものです。
そこで今回は、小学中学年まで目立っていた子が高学年で伸び悩み、サッカーを楽しめなくなる理由と対策についてお伝えします。よかったら参考にしてくださいね(^_^)
高学年になって伸び悩む理由3選
小学中学年まで試合で活躍していたのに、高学年でパッとしなくなる理由は、心理的な面と肉体的な面にあります。
まず、心理的な面では、
過去の成功体験にしがみついているから
です。
小学中学年くらいまでのサッカーは、戦術っぽいものはなく、また個人の運動能力の差が大きいです。そのため、幼児や小学低学年からサッカーを始めてうまくいった子は、その成功体験にとらわれがちです。しかし、周りのレベルが上がってくれば、当然そのスキルやスピードが通用しないわけですが、そこに気付けないままでいると、パフォーマンスは低下してしまいます。
また、肉体的な面では2つあります。
1つ目は
高学年になると成長の早い子は、第二次性徴期に入り、今まで持っていた感覚がズレたり失われる(クラムジー)ことでパフォーマンスが低下するから
2つ目は
サッカーの知識や基本のスキルが足りていないから
です。
1つ目の第二次性徴期は、簡単にいえば
子供の体から大人の体へ変化をしていく時期
のことで、避けては通れないものです。
そこに、2つ目の基本スキルが足りていないとなると、これはマイナス要因が2つ重なるわけですから、パフォーマンスは大きく低下します。さらに、周りの子たちがサッカーの知識を身につけているなかでお子さんが持っていなければ、相対的に低下します。
高学年で再び活躍し、サッカーを楽しむための対策3選
そんな、伸び悩んでサッカーを楽しめない高学年の子が、再び活躍し、楽しむためには対策が必要です。具体的にいうと
1つ目は、周りの子のレベルが上がっている&体が変化を始める時期であることをお子さんが認知して、過去にうまくいったことを一度捨てること。
2つ目は、お子さんがサッカーの知識を入れつつ、基本的なスキルを見直してしっかり強化すること。
3つ目は、周囲の大人が失敗を恐れるような声かけをしないこと。
です。
1つ目の点は、
本来言うまでもありませんが、大人でもけっこう、むずかしいです。しかし、やはり何ごとも現状把握と余計なプライドを捨てることは大事になってくるので、
これは人生のなかでも大きなチャンス到来!
って感じで前向きにとらえていきましょう。
2つ目の点は、
サッカーは知識が必要なスポーツであることを知り、少しずつでも頭に入れていくことが大事です。また、強いインサイドキックを利き足で蹴れるか。目線を切ってから、速いパスを1回でコントロールできるか。パスを出したあと、もう一度もらう動きをしているか。といった、基本的なスキルを見直し、しっかりと強化する必要があります。強化するまでの過程で現状のスキルを把握できますし、上達していくなかで自分と向き合ったり自信を取り戻していくことができます。
これまた、ビッグチャンス到来です!!
3つ目の点は、保護者や指導者が対象になりますが、
お子さんが失敗を恐れるような言葉を言わない。言ったとしても、必ずすぐにフォローして、前向きにチャレンジできるようにしてあげることが大事です。自信を失っている状態の子に
おい、そんなところで取られるなよ!そこで取られるからダメなんだよ!!取られないようにしろ!!!
で放置するのは、絶対NG。言い方がマイルドでも、同じです。
そうではなく、
今、簡単に取られたけれども、そうならないようにどうしたらいい?
という聞き方をしたり、
試合中、定期的に
ボールくる前にどこ見ておく?体の向きはどうするんだっけ?
というような声かけで子供たちに考えさせたりすることで、子供が自信を失うことを防ぐことができます。もっとも、そのようなコミュニケーションをするには、指導者や保護者にサッカーの知識が必要です。
また、失敗を恐れないようチャレンジさせてあげる環境作りも大切です。
人は、失敗を繰り返すことで成長していきます。チャレンジしなければ失敗はあまりしませんが、成長は止まります。
お子さんが多くのことを経験するには、チャレンジ不可欠ですから、ぜひそういう環境づくりをしてほしいですし、ピンとこなければ大人自身が自分のことで何かにチャレンジしてみてください。必ず、その環境の重要性を肌で感じることでしょう。
おわりに
お子さんがサッカーを楽しむ姿は、本人はもちろん保護者や指導者にとっても、本当にうれしいことだと思います。そして、楽しむには
ある程度はお子さん自身でなんとかなりますが、知識も経験も経済力もないので限界があります。
今回のケースような状況のお子さんは、限界を突破していることが多いので、ぜひみなさんがサポートしてあげてほしいな。と思います。
それでは今回の記事、参考になればうれしいです(^_^)