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長いことスタメンだったのに、あるときにサブにまわってからスタメン復帰ができない。
ケガやコンディション不良などで不調でもないし、チームの規律を破ったわけでもない。なのに、なんで?
そんな状態の人は、今すぐ最後まで読んでください。これは大きく飛躍するチャンスでもあります。
変なクセ
スタメンから外れるようになった要因1つ目は、これです。
たとえば、ボールの寄せが甘くなって、そこから守備が崩壊する。ヘディングをしっかり競らなくなっている。最後までボールに食らいつかない。パスを優先しすぎて、得意だったドリブルをしなくなってしまった。なんとなくのバックパスが多くて、攻撃にならない。
質の低いプレーがクセとなってしまい、レベルが上がるほどクセが出るようになってきます。
こういった要因の場合、他人に聞かなくても自分でよく振り返ることで気づくこともあります。チームメイトや監督、コーチからヒントを得られる機会も多いのがこのパターンです。
できていなかった基礎が試合で目立つようになった
これ、スタメンから外れるようになった要因2つ目なんですが、気づくのはとてもむずかしいです。
なぜなら、基礎ができていなかったけれども、それを上回るメリットが先行してスタメン起用してもらっていたため、本人からすると振り返ってもたどり着かないんですよね。
これは盲点であり、しかもレベルが上がればあがるほど、自分で基礎はできている。という自負があるので、いつまで経っても気付かず、メンタルが落ち込み、今までよかった他のプレーにさえ悪影響。最後には、サッカーそのものを辞めてしまうきっかけになってしまう、恐ろしいことでもあります。
たとえば、
サッカーの守備の基本を理解していなかったけれども、身体能力や攻撃能力でなんとかしてきた。しかし、相手のレベルが上がるにつれてなんともならなくなってしまった。しかし、本人はスタメン起用が続いていたということは、それなりに守備もできている。と思っていたので、自分一人では気付きにくい。
また、こんな事例もあります。
相手のプレッシャーを感じているなか、トラップで前を向く基礎ができていなかったが、キックそのものは正確なのでスタメン起用されてきた。しかし、プレスがかかるたびに前を向けないため攻撃にリズムを作れなくなり、相手のプレスが弱くなる後半残り10分でしか起用されなくなってしまった。そもそも技術はあるし、トラップで大きなミスはしないし、プレスがかかれば前を向く必要性はない。とずっと思っているので、なかなか気付かない。
いかがでしょうか。本当にすばらしい育成の指導者であれば、本人に足りない基礎や基本を指摘し、具体的な改善方法まで示してあげる必要があると私は考えていますが、現実、なかなかそういう指導者とめぐり合うことはありません。なぜなら、残念ながらほとんどの指導者が、具体的に指導できないからです。
自分自身でなんとかするには
では、自分自身でスタメン復帰を果たすには、具体的にどういう行動をとればいいのでしょうか。
答えはいくつかあるかと思いますが、私の一番のおすすめは自分と向き合い、「トップレベルの選手の『基礎的なプレー』をスロー再生で何度も見て、違いを比べる。プレーの意味を考える」ことです。
たとえば、この選手は逆足側から来たグラウンダーのボールを、利き足側の「体の真横あたり」に1回でトラップしている。自分だったら一度ふところに止めて、次のタッチで利き足側の「斜め前」にボールを運んでいるなぁ。2回タッチするから相手に寄せられるし、2回目で「斜め前」にボールを運ぶことしかできていないから相手との距離感が縮まってしまうのかなぁ。この選手のトラップを練習しよう。
という感じです。
このように、基礎的な部分で足りない部分があり、それがプレーの長所を上回ったとき、スタメンから外されるリスクが大きくなるのです。
スタメンから外されたときは、大きく飛躍するチャンス
以上のように、スタメンから外されるとき、決して華やかなプレーができないから外れているのではないんですよね。
だからこそ、スタメンから外れたときは、自分自身をふりかえる絶好のチャンスとも言えます。なぜなら、自分に欠けていることや悪いクセになっていることを認識し、それらがクリアできたとき、大きな飛躍ができますから。
また、クリアしていくための過程(プロセス)によって、プレーだけでなく精神面も大きくレベルアップします。どういうことをしたら自分がレベルアップできるか。テンプレートのようなものもできてきますからね。
私自身、スタメンを外された経験はありますし、サッカーをやっていれば、コンディション不良でなくても『誰でもいつかは起きる』現象です。
焦らず、自分としっかり向き合ってサッカーを楽しんでください(^_^)





