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毒性の強い農薬、過剰な化学肥料、多量の抗生物質、食品添加物、F1種子、遺伝子組み換え・・・ひたすら目先の経済優先の社会構造により、食の安全が危惧されるものがあふれている現代。これらを一切排除した食品はほとんどない。と言ってもいいくらいです。そうしたなか、安全な食を確保するには、どう考え、行動していけばよいでしょうか。
そこで今回は、サッカーにも大きく関連する『安全な食生活』について書きます。
まずは知ること
たとえば加工食品の裏に必ず表示されている原材料表示。普段気にしない人は一度ご覧になってはいかがでしょうか。聞いたこともないカタカナであったり、○○風調味料、といったすぐに理解できないものがあると思います。その理解できないところをパソコンやスマホなどでサクッと調べることで、食に対する見方に変化が表れると思います。
実際に購入してみる
食に対して関心が深まったら、お金を出して安全性の高そうなものを実際に購入してみるのが良いのではないでしょうか。たとえば、アマゾンや楽天で「食品 無添加」と検索すれば、山ほど商品がでてきます。
また、普段の食事まで気を遣えるようになったら、食の安全にこだわる「大地を守る会」の初回お試しセットなど、小さなところから始めてみるのがいいかもしれません。社員や消費者会員には社会問題に関心のある方が多く、大小さまざまなイベントが行われています。
ちなみに私が「会社を辞めて農業をしたい」と思った大きなきっかけは、大地を守る会と長年取引している人との出会いです。そのときから大地を守る会の社員の方たちと交流も続けています。(2015年。)
取り入れないことを意識する
安全性の高いものを取り入れることは大切ですが、体に悪影響を与える度合いの高いものを取り入れないことを意識することはとても大切です。そこを意識すれば、安全性の高いものにたどりつきやすいです。
なお、私をふくめた現代人の食生活は、完全に悪いと言われるものを排除するのはむずかしいです。自分なりに勉強して基準を作っていき、結果的に悪いものを6割ほど(半分ちょっと)削減できるように、私は心がけています。
値段が高いからこそ見えてくる、本当に大切なこと
こだわり食品は、一般的にふつうのものより高額です。その理由は「本当に安全なものを作るには基本的に、それなりに手間と労力がかかるから」です。しかし、本来はそれが当たり前のこと。安くて栄養価の低いものをお腹いっぱい食べることに慣れてしまうと、お金がとても続かない(*_*)ことになってしまいますが、よく噛んで腹六~八分目にしておけば、それまでの安かろう悪かろうの満腹生活と比べてもカロリー以外の栄養価は変わらないかもしれませんし、余計なものを摂取しないで済みます。つまり、出費は抑えることができ、より健康的な食生活ができるということです。
繰り返しになりますが、安全な食品の値段は高いです。しかし、なんとなく当たり前だと思っていた生活習慣を変えることができれば出費が今よりも減るかもしれません。医療まで考えればなおさらです。
スローガンは気にしない
野生の動物は空腹になって初めて、眠くならない程度の食事をします。眠くなったら他の動物に食べられてしまいますからね。ということは、本来人間は1日3食カロリー計算に基づいて食べる必要性がないのです。このことはさまざまな本にも書かれています。もちろん社会に関わると、お腹が減ったときに食事はできませんが(笑)。何も知らずに「一日30品目」や「5 A DAY(ファイブ・ア・デイ)」のように、背景に経済(特に輸入)が絡んだスローガンにのっかると、健康に影響し、家計も苦しくなるだけです。
買い続ける先に・・・
消費者が安全なものを買い続けると、生産・販売する立場の人はお金のやりとりとは別の『やりがい』を感じます。そうなれば、お互いに情報交換ができ、双方にプラスの効果が生まれます。このようにして、ネットワークが広がれば安全な食品は質・量ともに増えいくのではないでしょうか。買い続けるには勇気が必要です。そして、今までの生活習慣を見直す覚悟が要ります。でもその先には、安全な食生活と健康、さらにはお金で買えない豊かな生活が待っているのではないでしょうか。もちろん、サッカーにとってもプラスばかりだと思います♪
安部司先生インタビュー「①塩分と食品添加物」【オンラインDr.たがしゅう】
厚生労働省の食品添加物に関する参考情報
省庁のHPには、日常生活に密着していてかつ、大手メディアでは取り上げられにくい情報があります。今回は食品添加物に関して、厚生労働省の参考となるものを紹介します。インターネット環境にあれば誰でもアクセス可能な情報ですので、ぜひみなさんも気になる情報は省庁などの公的機関からも入手してみてはいかがでしょうか。
参考①
食品添加物は、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるものです。
厚生労働省は、食品添加物の安全性について食品安全委員会による評価を受け、人の健康を損なうおそれのない場合に限って、成分の規格や、使用の基準を定めたうえで、使用を認めています。
また、使用が認められた食品添加物についても、国民一人当たりの摂取量を調査するなど、安全の確保に努めています。引用:厚生労働省HP
参考②
引用:厚生労働省添付資料