サッカーにおけるギャップとは、相手の選手同士の間にできるスペースのことです。DFとDF、DFとMFなど、縦のギャップと横のギャップがあります。
ギャップは相手にとってマークしづらいため、そのスペースもしくはその先でパスを受けて前を向くことができれば、チャンスに繋がりやすいですし、数的不利での攻撃にも効果的です。また、ギャップは、ディフェンスにとってボールを触りにくいため、そこを狙うとスルーパスを通しやすいです。
ちなみに、スペインでは「ライン間」という意味の『エントレ・リネアス』という言葉があります。守備組織のライン間に生まれるスペースを活用する考えで、ギャップと似ている一面もあります。
なお、この『エントレ・リネアス』のことを『ポケット』と表現されることもあります。
サッカー ライン間(ポケット、エントレ・リアネス)とは
サッカー用語の『ライン間』(ギャップ、エントレ・リアネス・・・スペイン語)とは、DFとMF、MFとFWの間にできるスペースのことで、図にすると次のようになります。(以下...
日本サッカーにおいて、ギャップの先でのボールの受け方は『チェックの動き』や『斜め前方に走りながら』が多いと感じますが、『バックステップを踏みながら』というのが海外の試合と比べて少ないと思います。
その要因のひとつが慣例のキックの蹴り方ではないでしょうか。慣例のキックでは予備動作が大きく、パススピードも出にくいため、『バックステップ』で狭いギャップの先に入り込んだ味方に届くキックができないのが大きな原因と考えます。
ギャップを見つける目とそのスペースを利用できるスキルは比例しますので、常日頃のトレーニングから、どんどん狙っていきたいですね(^_^)
Training at Allianz Arena【7:22】