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甘く見たら痛い目に!?サプリメントの選び方

はじめに:サプリメントの選び方って大切!!

誇大表示に偽装表示。サプリメント業界は、2000年あたりから約15年で急激な成長を遂げました。その成長を支えるのは、緩い法規制。限りなくブラックに近いグレーな商品というのが数多く存在するそうです。それは、2014年の東京都の「健康食品試買調査」(抜き打ち検査)で、125品目中105品目に不当表示などの法令違反が見つかったほど。特に、インターネットで購入した80品目の中では、その数、実に79品目に問題が。「飲めばいいんでしょ♪」と安易な考えの上、サプリは生ものでない錠剤で、飲んでも薬のような反応ではないので、消費者が『悪質』かどうか気付きにくいそうです。

そもそも、健康な生活を送ることが可能な人たち(身体が自由に動き、食材を自分で判断して手に入れることができる。)には、サプリメントは不要なはずなのですが、宣伝そのものが『健康な人もしくは、そういった生活を送ることが十分可能な人』や、健康の上に『美容』を手にしたい女性をターゲットにしていたり、『新しい素材を発見♪』として、メディアと協力してブームに乗せて高値で売り飛ばす商法が『日常化』している昨今です(2016年現在)。もちろん、『これまでを反省』せず、それに乗っかる『他人任せ』の『思考停止状態』で、『健康』や『美容』の概念をメディアを通じて固定化された、消費者の問題もあります。とくに、美容の前提は『便』だけではない『排出(排毒)機能』がしっかりしていることですが、『上に塗るか』『口から取り入れる方』ばかり注目されています。

このような業界のなか、健康回復のために、本当にサプリメントを必要としている人は、どうやってサプリメントを選べば良いのか。いくつかの判断材料を、株式会社ヘルシーパスというサプリメントメーカーの社長でありながら、サプリメントを飲む行為を否定する著書を出版している田村忠司氏が伝えていますので紹介します。

サプリメントの選び方

●流行りの素材のサプリメントは避ける

流行りの素材のサプリメントは、需要が多く、供給が間に合いにくいため、原料に粗悪なものを使用される場合があります。ブームが去ってから、きちんと残るような素材なのか、問題はないのか。ということを見極めてからでも遅くはありません。ただし、原料の在庫処分となっている場合もありますのでご注意を!

●少ない摂取量&天然由来&効果バツグン♪ は無理!!

天然由来のものは、本来、パッケージに『●●果汁』といった、天然の原料が明記されています。仮に天然由来だった場合、化学合成のサプリメントよりも素材の濃度は薄くなるので、摂取量は合成のものよりも多くなります。『少ない摂取量』で『効果バツグン』な『天然由来』のサプリメントは、製造上できない。とのことです。天然由来が良い!と言う人は、摂取量が多くなることを覚悟しましょう。

●主体は素材?つなぎ?

パッケージに書かれている原材料表示は、多く使われた原材料を上から順番に書く決まりがあります。先頭が乳糖、麦芽糖、ショ糖とくれば、それはサプリメントを固形化する『つなぎ主体』のサプリメント。アンパンにアンコが『ほんのちょっと(笑)』しか入っていない、というイメージです。どう思いますか。

●体質やアレルギーを考慮する

たとえば乳糖は、乳糖不耐症や牛乳アレルギーの人が摂取すると、下痢やアレルギー悪化などのデメリットが生じるリスクがあります。

※乳糖不耐症とは、乳糖を消化することができない体質のことで、牛乳を飲むと下痢をするなどの症状が出ます。これは、(管理人を含めた)日本人成人の8割が当てはまるとされます。乳糖の分解酵素『ラクターゼ』の先天的な欠乏や、活性が低いために乳糖が消化・吸収されず、大腸に送り込まれるために引き起こされます。

●合成の場合、値段は医薬品と比べる

合成サプリメントの質は、まさにピンキリ。薬局まで行き、医薬品のビタミン剤と候補のサプリメントの『素材含有量』『値段』を比較することが大切です。医薬品のビタミン剤は、品質管理されているそうなので、それと比較することで、サプリメントの質を判断します。ただし、これは、一つやふたつ比較しても分からないことなので、本気で健康回復をしたければ、医者に相談するのが望ましいでしょう。

●大手だから安心♪とは限らない

大手上場企業のものなら効果は見込めて安心♪と、思考停止になる人は結構いるのではないでしょうか。どの業界でもそうですが、大手になればなるほど人員を抱えるため『利益至上主義』に陥りやすくなります。健康回復を願うのは消費者ですから、安易な判断基準で行動するのはリスクです。

おわりに

良質なサプリメントは本来、値段が高いものです。なぜなら、メーカーが良質なものを追求すると『消費者目線』で『安全な素材』『安全な加工工程』を選択するので、コストが膨らんでいくからです。

サプリメントは緊急措置で、食生活を見直して改善することが基本である。という基本スタンスを変えずに、安物買いの銭失い(場合によっては健康悪化)にならないように、自己責任で調べていきたいですね(^_^)

熊本代替療法研究会2011年3月勉強会【10:07】


出資株主がサプリメントを使用するドクター&薬剤師&患者。高品質を追求するサプリメントメーカーの
株式会社ヘルシーパス

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