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セレクションで強豪街クラブやJのアカデミーにセレクションで受かりたい。そう考えたとき、具体的に何をしたらいいでしょうか?もちろん、ボールタッチや基本テクニックを磨くことは、合格するための最低条件と考えます。しかし、それだけで合格するわけではありません。
抜群にスキルがあったり、フィジカルが強い。めちゃくちゃ足が速い。背がずば抜けて大きい。そういう子は、受かるためのポイントが+αされますが、もっと重要なことがあります。
そこで今回は、私が実際の指導を通して感じている『セレクションに受かる子の特徴3つ』を、先ほどお伝えした『基本スキルがあるのを前提』に書きます。なお、これは市町村のトレセンよりも高いレベルの地区・都道府県トレセン選考にも当てはまりますし、
ネタバレになりますが
オンラインの教え子の中学生でナショナルトレセンに受かった子は、『サッカーの知識』を小学5年生から私の『試合の個別フィードバック』で取り入れてきました。
受かる子の特徴1:コミュニケーションがきちんと取れる
サッカーはチームスポーツであり、コミュニケーションがきちんと取れることを求められます。
これは、挨拶はもちろんですが、自分の考えを伝えたり、人の話を聞くときの態度も関係があります。とくに指導者の目を見て話を聞くことはとても大事で、ろくに聞かずに地面を見たり、よそを見ている子は、その時点で受からないと思ってもいいくらいです。
私もスクールで注意をすることがありますが、話を聞かない子は本当に目立ちますよ(^-^;
受かる子の特徴2:サッカーの知識を持っている
これも、とても重要なことです。
サッカーがどういうスポーツなのか。
それを理解せず、自分のアピールばかり考え、苦しまぎれになったらボールを味方に渡す子に対しての評価は、みなさんが思っている以上に低いです。
そのような子たちの特徴は、サッカーに関する知識不足が挙げられます。ボールばかり追いかけ、自由気ままにプレーしているため、チームスポーツとして成り立たないようなプレーをしても、それにすら気づきません。
その一方で、サッカーの知識を持っていれば、
今はどういう状況なのか。ここで一人かわせたらどうなるか。
ここでカバーリングに入れば、ピンチを潰せる!このタイミングでボールに寄せればセカンドボールを拾える!!
というように、知識に基づいてより良いプレーの選択を取ることができます。この選択を取るときに、持っているスキルを発揮するため、選手としての評価は高くなります。
私は、サッカーの試合で本当に役に立つ知識を頭に入れられ、試合で判断をともなったプレーができるよう『オリジナル教材』を作りました。
たまに本屋さんで似たようなものを見かけることがありますが、ここまで細かく、そして等縮尺に近いものはありません。しかも、どのレベルでも学べる教材です。よろしければご覧ください。
受かる子の特徴3:チームが勝つためのプレーができる
セレクションに受かる子は、チームが勝つためにプレーします。攻撃でいえば、点を取ったりアシストをしたり。さらには、オフザボールの動きでおとりになって、攻撃の影の立役者になります。
守備では、1対1できちんと戦えたり、ボールを奪われたあと、すぐに必死になって奪い返しにいきます。
このように、自分が良ければそれでいい。ではなく、まずはチームがあって、そこで自分らしさを発揮しながら勝利に貢献する姿勢を持つことがとても大事です。
まとめると・・・
セレクションに受かる子の特徴は、以上3つをまとめると
チームとしての活動がうまく回り、結果が出る。それでいて各選手もしっかりと成長できる。
ことが重要になります。クラブとしても、育成やチームの結果が欲しいですからね。クラブ側の発想で考えると分かりやすいと思います。
実際、私が指導しているナショナルトレセンに選出された子やJアカデミーの子、セレクションに受かった子は、この3点を満たしています。もちろん、基本的なスキルはありますが、その点だけ見れば、他にも優秀な子はいます。試合を現地視察したり動画でフィードバックをしていて、いつも感じますから。
重要なことは、セレクションで合格しても不合格になったとしても、自分自身をきちんと振り返ることです。スキルが単に足りないのか、特徴3つのうち、どれかが足りなかったのか。というように。
特徴3つは、サッカーを高いレベルでやるのに必要不可欠ですし、スキルと一緒で『一日だけ意識してどうにかなるもの』ではありませんから、日ごろから
サッカーは点を取り合う、頭を使ったチームスポーツであり、セレクションに受かるためには
- コミュニケーションがきちんと取る
- サッカーの知識を学ぶ
- チームが勝つためのプレーをする
を強く意識してトレーニングや試合をしていってほしいです(^_^)
サッカーの知識に関しては、短期間で結果を出すには『個別』でコーチングや試合のフィードバックが必要な場合が多いですが、1ヶ月あれば自分で知識を取り入れるスタイルでも成長を感じるようになります。
コミュニケーションは勇気を出す。チームが勝つためのプレーは、責任感と気合い。により、短期間で成果を出しやすいです。
いずれにせよセレクションは過去の自分よりも成長したときに合格が見えてきます。セレクションを機に自分を見つめ直し、成長を意識してがんばってください!!!