サッカーを始めたときに、シュートの基本として最初に教わるのがインステップキックのシュートではないでしょうか。最初は全く蹴れずに、蹴りやすいトーキックをしていた思い出があります(^_^;)
そんなインステップキックのシュートというと元プロの知人を始め、多くの選手が
少しバック回転がかかるもしくは無回転のストレート軌道
を連想しているようです。私もてっきりそれがインステップキックのシュートと長年思ってきました。
しかし、そのイメージが変わった出来事が。ブラジル代表として2014年ワールドカップに出場したフッキ選手です。
予想と違う軌道
彼がJリーグにいたころ、練習試合で確かにインステップでシュートを打ったのですが、軌道がディフェンスの予想と違ったのです。それは左足で正面に打ったように見えたのですが、実際は彼の右足方向に飛んでいきました。思いっきり逆を突かれたのです。ボールの質はバック回転がかかるようなストレート軌道ではなく、若干足の甲の内側に当たった感じでカーブとドライブがかかったような感じ。明らかに狙ったシュートでした。
このようなシュートは日本で打つとなんとなくミスキックの雰囲気になりますが、実はシュートを打つには非常に重要な技術だったのですね。世界的なストライカーであるクリスティアーノ・ロナウド選手やメッシ選手もやはり同じようなシュートで得点を重ねています(2014年現在)。
同じようなシュートモーションから繰り出される2種類のシュートはディフェンスやキーパーの読みやタイミングを外すのに非常に効果的。習得できればゴールやファーサイドに詰めている味方へのアシストにつながる確率が上がると思うので、
インステップキックのシュートはこうだ
と決めない方が良さそうですね(^_^)
~インステップキックシュート~【トラップ】から【横ドリブル】から【2:10】
FC Barcelona – Barça Legends: Eto’o (1st half)【25:41】
17:37あたりのシュートシーン必見です!!