目次
はじめに
体を鍛えることで強くなり『サッカーのパフォーマンスも向上する』と考えることは一般的に認知されていますが、それは頭=考える力や覚える力も同様です。
そのため、本来は頭もガンガン鍛えなければいけないのですが、どうも認識が甘い気がしてなりません。そこで、今回は頭を鍛えることについて書きます。
サッカーに『夢中』と『バカ』は大きな違い
サッカーばかりしているとバカになるから、勉強もしなさい
こういったことを言われた、もしくは言った覚えのある人はいませんか。私は言われていました(^_^;)
この言葉、サッカーをナメているもしくはサッカーを知らないし、知ろうともしない人が使うんじゃないかな。と思いますが、いかがでしょうか。
サッカーは、ものすごく奥が深く、自分の持っている能力を発揮して結果を出し続けるには、よく考えない『バカ』には無理です。でも、サッカーのことを知ろうとして自分で調べたり考えたり、色々な人に大切なことを教わろうとする『夢中』な人には、大きな可能性があります。
この『夢中』と『バカ』の大きな違いを理解できれば、
サッカーばかりしているとバカになるから、勉強もしなさい
という言葉は出てこないと思うのです。私なら、
勉強もすると、頭も鍛えられてサッカーもその分うまくなるから、しっかりやろう
です(^_^)
(その裏には、大きな怪我でサッカーの競技人生が閉ざされても、勉強を通して得た『自信』と『基礎学力』があれば、他のことにもチャレンジしやすい。という考えもあります。小学生と中学生は、どんなにサッカーをやっても、基礎学力をつける時間はあります。なければ、それは集中力と私生活の問題です。)
世界一流選手は、勉強なんかしてこなかった?
欧州や南米の世界一流選手が出す『自伝書』を読むと、
サッカーに夢中で学校の勉強は苦手で、ろくにやらなかった。
という内容が書かれていることがあります。テレビの特番でも、そのように伝えられたりしているため、目にしたり耳にした人は
あぁ、サッカーだけやっていれば(やらせておけば)いいんだ♪
と錯覚してしまいがちですが、そうではありません。
そもそも、海外は日本よりも『サッカーの文化』があります。なので、目に見えないものも含めた『サッカーが上達しやすい環境とノウハウ、マインド』がそこにはあります。したがって、自伝で伝えていることは参考にはなりますが、それを自己否定せずに都合よく受けとめても悪影響しかありません。
また、勉強をまともにせずに結果を残せない『超大多数』の人は、サッカー競技を終えたあと、生きていくうえで大変な苦労をするのは確実です。読み書きできなければ、当然ですね。選手も大人もそこまで本気で考えなければいけません。
おわりに
サッカーだけでは見えにくいですが、日本人には世界に誇るものがあります。それはたとえば、ほぼ100%という識字率であったり、自然が豊かであったり、大災害が起きても暴行や略奪などの治安悪化が生じにくい倫理観などがあります。(もちろん、良いところだけでなく、モノが溢れかえっており、消費者がわがままで不要なパッケージや有害ゴミを大量放出させたり、大切な情報を入手して考える力の無さ(平和ボケなど)は大きな課題です。)
こういった良さと課題を認識して、頭もガンガン鍛える。そして、それをサッカーに活かしていくことができれば、日本も必ず強くなるので、強く意識したいですね(^_^)
そろばんで3度目の日本一 西宮市の中3女子【1:37】