目次
はじめに
サッカーで、1対1のディフェンスに関する情報はネットで調べるだけでもたくさん出てきますが、なかなか欲しい情報がない。という人もいるのではないでしょうか。
それは、ディフェンスの能力を上げるには多くの経験を積む必要があったり、コツを文章で表現しにくい。といった理由もあると思われます。
しかし選手としては、
半身でワンサイドカットをし、コースを限定させて相手を追い込む。
のあとに、どうしたら体を入れたり寄せたりして、ボールを奪えるのか。というところが知りたいですよね。
そこで今回は、1対1でディフェンスが強くなるために必要な動きについて書きます。なお、ここでは、ディフェンスに重要な『気持ち』『ポジショニング』については触れませんので、ご理解ください。
1対1のディフェンスが強い選手の特徴
日本人選手でも、海外で結構通用しているのが、1対1のディフェンス。空中戦は体格で劣る場合がありますが、相手がドリブルしているときの対応などは、勝負を嫌がってパスに逃げてしまうくらい状況がよくあります(2016年現在)。
では、彼ら日本人選手の共通した特徴は何か。
それは、一度相手に寄せたら離れないことです。一発でかわされずに寄せていくため、相手にとっては非常にやっかいなはずです。
特徴を生み出す動き
このように、1対1のディフェンスをうまく対応するには、ある動きが関わっています。
それは、もう答えを書いてしまいましたが、
相手のドリブルが予想と違っても、離れないでついていける動き
です。(これは、一度足を出してボールを奪いにいき、奪えなかったときの『次の動き』にも共通する部分があります。)
この離れない動きをしようとして、全く足を出さずに『相手の動きについていく』というディフェンスをすると間合いが遠すぎてしまいます。そしてこれが、日本サッカーに浸透しているディフェンスです。
しかし、その上のレベルを求めると、ボールを奪いに行くディフェンスが必要になります。
育成の現場でも、待つだけでなく、隙あればガンガン奪いに行くディフェンスを求めますが、このときに
相手のドリブルが予想と違っても、離れないでついていける動き
を、どれだけ選手に指導できているかは、大きな疑問が残ります。(私も現役を終えてからYOUTUBEを分析・検証して分かった身です(^_^;))
ちなみに、この動きは、体の動かし方が非常に重要であり、下半身で踏ん張ろうとしてもできません。
おわりに
相手のドリブルが予想と違っても、離れないでついていける動き
を習得するもしくはさせるには、まずYOUTUBEを分析して、体を動かして検証する必要があります。それは、型の稽古のようなイメージであり、良いお手本をマネすることが重要です。
1対1のディフェンスは気持ちで負けたらおしまいですが、大切な体の動かし方を習得していないと、相手が予想と違う動きをしたときに、負けやすくなります。
だからこそ、気持ちやポジショニングと同じレベルで、体の動かし方を意識していく必要があると思います(^_^)
クロード・マケレレの守備集【5:32】