目次
心の栄養=ストロークは、どのような原則に基づいて扱えばよろしいのでしょうか。教育界のカリスマ:原田隆史さんによると、3つの原則があるということで、今回はそれらを紹介します。みなさんも、腑に落ちるところがあると思いますので、ぜひご自身に置き換えてみてほしいと思います。
なお、ストロークについての説明は、こちらの記事をご参照ください。
ストロークの原則1:欲しくなったらもらいにいく
お腹が減ったらご飯を食べて栄養補給をしますね。ストロークも心の栄養ですから、元気を出したい。と感じたら、ストロークを与えてくれる人にもらいにいくことが重要です。
たとえば仕事で元気がなくなったら、行きつけのお寿司屋さんに足を運び、元気をもらう。みたいな感じです(^_^)
ちなみに、ストロークが欲しいときに与えてくれる人を「メンター」と言い、「メンター」を持つこと+自分自身が誰かの「メンター」になることが理想的です。
ストロークの原則2:意識して与える。意識してもらう。
ストロークは、自然気ままではなく、意識して与えたりもらったりすることが大切です。そのため、自分だけでなく相手や組織・チームが『ストローク』という存在やその必要性、与えたりもらったりする目的を理解することが重要です。それにより、ストロークが飛び交う組織・チームへと成長します。
これは、テレビのスポーツドキュメントでもよくある話で『意見を言い合えなかったチームが、何かをきっかけに言えるようになって雰囲気が変わって強くなった』というものですね。
ストロークの原則3:肯定的>否定的
ストロークといっても、何でも「いいね~」みたいな肯定的ストロークばかりでは居心地は良いかもしれませんが、成長がありません。
だからといって、否定的なストロークばかりでも良好な関係を築くのは難しくなります。
ですから、『肯定的ストローク』>『否定的ストローク』になるように意識することが大切です。
ストロークは数字をカウントすることができますから、『否定的ストローク』が最近多いなぁ。と感じたら、カウントしてみるのも良いですし、そこまでしなくとも『肯定的ストローク』を意識して与えることも良いと思います。
なお、『否定的ストローク』は、「部分否定」が重要ですから、くれぐれも「人格全否定」みたいなストロークは禁物です(^-^;
部分否定については、こちらの記事をどうぞ。
おわりに
7歳になるまでの子供は神の子とも言われるように、性差がなく感情も豊かで素直な気持ちを持っています。そんな子供たちは言葉こそ知らないけれども「ストローク」を感覚としてわかっているように見えます。
それが成長するうちに「恥ずかしい」「変な根性論」などで大切な感覚を失ったり表に出しにくくなりますが、ストロークを意識することはとても大切です。
心や人間関係でモヤモヤしたり、今回の記事で思い当たる節があるようでしたら、
子供のころを思い出せる人は思い出し(笑)3つの原則に基づいてとにかく行動に移してみてはいかがでしょうか。私も、原則を意識して色々なことが良い方向に進むようになりましたよ(^_^)
原田隆史氏の書籍・研修・セミナー・勉強会はこちらから。