目次
はじめに
大人からでも気軽に始められるフットサル。サッカーの11人制とは違い、5人制のミニサッカーのようなスポーツです。
このフットサルは、日本サッカーの強化としても注目されており、とくに小学生のころはサッカーするよりも、フットサルをやった方が良い。という意見もあります。
その一方、フットサルは
・サッカーと違ってオフサイドがない
・足裏でボールを扱うがサッカーではあまり使わない
・サッカーよりもボディコンタクトが甘い
といった、サッカーとは違う点を挙げて頭ごなしに否定する意見も(^_^;)
そこで今回は、フットサルをサッカーにどう活かすか。私の意見を書きます。
フットサルの特徴
フットサルの特徴は、上に挙げたもののほかに、人数とコートがサッカーより狭く、
・たくさんボールに触れる機会が増える
・プレースペースが狭い
といったことがあります。
とくに、プレースペースが狭いため
★サッカーよりもプレスがかかりやすく、判断力が磨かれる
★細かいボールコントロールのスキルが磨かれやすい
★ゴールが近く選手も少ないので、責任感や攻守の切り替えの重要性が身に付く
と言われています。
ちなみに、足裏でボールコントロールするのも、この『スペースの狭さ』が理由です。
しかし、フットサルの特徴はこれだけではありません。大切なことが抜けています。
それは、
フットサル用語
の存在です。サッカーでも『オフ・ザ・ボール』の動きについてのサッカー用語があるように、フットサルにも『言葉』があるのです。
フットサル用語はサッカーよりも具体的
フットサル用語とサッカー用語の違いとしては、
フットサル用語の方がより具体的である
という点が挙げられます。
たとえば、フットサルでいう『パラレラ』。タッチラインと並行に出す縦パスのことです。
サッカーでは『縦』とか『裏』という表現しますが、『パラレラ』の方が、
・パスの軌道
・味方が受けるパスのエリア
が明確です。
他のフットサル用語も同様に、
・ボールの受け方
・味方が受けるパスのエリア
・パスの軌道
がサッカーよりも明確です。その理由は、先ほどフットサルの特徴として挙げた
・プレースペースが狭い
ためです。
サッカーに活かすべきは、まずフットサル用語
サッカーやフットサルの文化がない日本にとって、フットサルをサッカーに活かすには、まず
フットサル用語
が一番大事だと思います。
それは、フットサル用語が、狭いスペースでの連携プレーを正確に行うために培(つちか)われたノウハウであり、サッカーにも大きく役立つからです。
サッカーでもフットサル用語を取り込むことができれば、それだけ攻撃のアイデアも生まれます。また、その攻撃に対してディフェンスも自然と強化されるので、長い目で見れば、日本のサッカーが強化されるのは間違いないと考えています。
おわりに
フットサルは、確かにサッカーと違う点があります。しかし、それはサッカーに限らず、どんなことでも同じですから、
目に見える表面的な違い
だけで判断するのではなく、
すぐには目に見えてこない考え方や、そこに至った背景
を知り、それから判断して活かすことが、何よりも大切なんじゃないかな。と思います。
フットサルに関しても、用語が理解できれば、もっと実践的な足元のスキルはアップするでしょう。
以上が『フットサルをサッカーにどう活かしていけば良いか。』に対する私の考えですが、みなさんは、いかがでしょうか(^_^)
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