【動画】応用:ラボーナ やり方とコツ 

はじめに

サッカーやフットサルで応用のキックスキルといわれる『ラボーナ』。世界トップレベルのクリスティアーノ・ロナウド選手もたまに使います。そのラボーナとは、ボールを蹴る(タッチ)する足を軸足の後ろに交差させるスキルのことで、ラボーナキックは、その動きでボールを蹴ることです(一般的に、ラボーナキックのことをラボーナといいます)。試合中では、相手のタイミングをずらしたり、利き足でのリズムを維持しながらのプレーすることを目的とし、場合によってはパフォーマンスの要素も含まれます。

このキック、蹴りたい方向から転がってきた場合だけできる。軸足を蹴ってしまったり、強いボールや浮いたボールが蹴れない。。。と、悩むポイントは決まっているので、それを克服できれば試合中でも使えるのではないかと思います。カッコいいだけではなく、得点チャンスにも繋がるので(^_^)

そこで今回は、そんな『ラボーナ』のやり方とコツについて書きます。

ラボーナのやり方

ここでは、右足でボールを蹴る場合についての説明します。(※動画は左足です。私が左利きなので。)

①ボールを蹴りたい方向に対して、斜めもしくは横から助走する

②軸足となる左足をボールのそばへおく。遠くだと、右足が届きません(^_^;)

③右足を左足の後ろから廻して交差させ、キックする

ラボーナのコツの前に

具体的な話の前に、ラボーナのコツに関して私の考え方を書きます。その理由は、私自身、ほとんどラボーナを蹴ったことがないのに、少しの練習で具体的なコツを掴んだからです。そして、その考え方は他のスキルにも大きく役立つと思うからです。

では、その思考を文字にしていきますね(^_^)

右足でのラボーナキックは、助走や足の動きから考えると左足でのインステップやインフロントキックと似たような感じ。足を交差するため、軸足はボールの近くに置くことと、蹴り足で軸足を蹴らないことは重要。また、インステップやインフロントキックのコツは

・軸足を強く踏み込まない。

・蹴り足首に余計な力を入れない。

・膝下の振りを意識して蹴らない。

・ボールを蹴るとき、蹴り足側の腕は引き気味。また、反対側の腕は開いておいてミートのときに内側へたたむ。

・低いボールを蹴るには重心は高いまま助走の延長上に移動してもOKで、浮いたボールを蹴るには重心はボールの手前で残したり蹴る方向に対して後ろに移動する。

よし、これをラボーナにも応用しよう!!

という感じです。では、これを踏まえてラボーナのコツに入ります。

ラボーナのコツ

※ラボーナは軸足と蹴り足が通常とは逆です。

・軸足をボールのそばへ置く。強く踏み込まない。つま先はなんとなく蹴る方向に向ける。

・蹴り足首には余計な力を入れない。足首はまっすぐ立った状態のかたちでも十分蹴ることが可能なので、とりあえずキックの感覚を掴むまでは、それほどかたちを意識する必要はないと思います。

・軸足を置くとき、軸足側の腕を引く。このとき、蹴り足側の腕はバランスを取る感覚で開く。

・蹴り足は大きくバックスイングする。膝下の振りではなく、足全体で。これは蹴り足をしっかりと交差させることと、強いボールを蹴るため。

・ボールを蹴るとき、軸足側の腕を引いた状態に保つ。蹴り足側の腕は開いた反動で内側へたたむ。

・低いボールを蹴るには重心は高いまま助走の延長上に移動してもOKで、浮いたボールを蹴るには重心はボールの手前で残したり蹴る方向に対して後ろに移動する。

また、キックの際に軸足を浮かせると、自分で自分の足を蹴る『自爆(笑)』が防げると思います。

おわりに

ラボーナは、インステップやインフロントキックなど基本といわれる蹴り方よりも精度が低いですが、敵陣深くでは意外性があるためビッグチャンスになることもあります。攻撃的な選手は、遊びで取り入れたりしながら徐々に自分のものにしていくのが良いかもしれませんね(^_^)

また、一般的に『応用』『難しい』といわれるスキルは、『基本』のスキルのコツをイメージしてからチャレンジすると感覚を掴みやすいと思います。その『基本』のスキルは深堀りしていくと『型』に行き着くと思うので、そこまで意識してトレーニングできたらより良いですね♪

サッカー ラボーナ コツは他のキックと同じ

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