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サッカー上達においてトラップ(1stコントロール)はとても大事ですが、
昨日はそのトラップをたとえにして
相手との間合いの話をしました。
今回は、その間合いとも大きく関係ある『トラップ1秒後をイメージしてプレーしよう』という話をします。
相手がいるなかでのプレー
おはようございます。ザザ降りの雨の音で目が覚めて、庭にいるカエルを見ながら紅茶をすすった星野です。日本サッカーに界は、クロップ監督こそ必要な人材だよなぁ。なんてボンヤリ考えていましたw
さて、トラップの話にもどりますが、
サッカーというスポーツは相手がいるなかでのプレーになります。したがって、相手との間合いはとても重要になってくるのですが、
じゃあ具体的にどういうイメージを持てばいいの?
という疑問もわいてくる人もいるでしょう。疑問の解決のひとつは、サッカーの理解です。基本戦術やチャンスメイクのパターンを知ることは非常に重要です。むしろ、そういった知識なしでプレーしていても、いずれ通用しなくなってしまいますので、早い段階から少しずつ学んでいく必要があります。
その学びを少しずつでもやりながら、
トラップしてから1秒後どうなっているか。イメージしてプレーすると、上達するにはどうしたらいいのか。選手自身で考えられるようになります。
トラップ1秒後について最低限イメージすること
トラップは、次のプレーを素早く正確にこなすために非常に大切です。
このトラップした1秒後をイメージするときは最低限
●1stDF(一番近くに寄せてくる相手)の動きと位置
●トラップしたボールの動きと位置
●トラップした自分の動きと位置
を意識しましょう。
1stDFについては、昨日の間合いの話を参考にしていただけたらと思いますが、相手は判断をして動くので、その判断まで考えることが大切ですね。
そして、トラップしたボールの動きと位置ですが、
ボールの動きや位置は、同じところにコントロールしたつもりでも『ボールの回転』によって1秒後の位置って変化するんです。バックスピンがかかっていれば、ボールが地面についたときに止まる動きをしますし、かかっていなければ転がっていきやすいです。地面が濡れていると、また違った動きをします。
相手を意識してコントロールしても、ボールの回転が違えば
●相手が寄せてくる・こない
●自分がボールをすぐにキックできる・できない
などの大きな差につながります。上手な選手は、回転にもこだわっています。
さらに、トラップ1秒後の自分の位置や動きも重要です。
たとえば、トラップ1秒後に
●寄せてくる相手とボールの間に自分の体があるのか・ないのか
そこまでイメージできると、ボールロスト(ボールを相手に取られること)は減ります。
また、
1秒後に自分がキックできる動きになっていればちょっとくらいボールがイメージとずれたろころにコントロールしてしまっても、しっかりとキックできます。
ボールを止めることだけに集中して次のキックまでイメージした動きになっていなければバタバタするので、相手がグッと寄せてきやすくなりますね。パスを出したい味方とのタイミングもずれてきます。
トラップ1秒後をイメージできるようになると上達する
今回、最低限のイメージとして
●1stDF(一番近くに寄せてくる相手)の動きと位置
●トラップしたボールの動きと位置
●トラップした自分の動きと位置
を挙げましたがいかがでしたか。これらを意識しだすと、
●パスを受けるポジショニング
●パスを受ける前の1stDFとのかけひき
についても考えられるようになってきます。そうすれば、ますますサッカーが上達してくるでしょう。
1秒後の世界をイメージを高めるには、たとえば日常生活で
走っている車や自転車が1秒後、どこに移動しているか予想してみるといいでしょう。そして、その位置に空想でパスを出してみるのです。そうすると、ちょっとずつ1秒後の世界をイメージするのが上手になります。
ということで、今回の話、
少しでも参考になればうれしいです(^_^)
https://www.youtube.com/watch?v=qLcPDbHHxME