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これがプロスポーツの世界でも起こっており、元プロ野球選手で巨人にいた『桑田投手』は、その問題点を指摘しています。
はじめに
サッカーにおいて、ボディシェイプ(試合の状況における体の向き)を意識することは、非常に大切です。そして、攻撃に関して、よくあるコーチングが
後ろや横からのパスを足元で受けるときは、常に半身になることを意識する
です。
しかし、実際にそれを意識しすぎると、ちょっとパスのコースやタイミングがズレたり、そのスピードが遅くなるだけで、パスミスやインターセプトされる要因となります。理由は簡単。受け手が半身になっているからです。
そこで今回は、『半身の状態で足元のパスを受けること』に関して書きます。
半身にこだわるよりも・・・
そもそも、半身で足元のパスを受けるメリットは、そのコースやタイミング、スピードが良い条件において、周辺視野で味方や相手の位置を確認しながらコントロールし、次のプレーに移行しやすいところ。これらの条件が揃わないと、受け手におへそを向ける場合より、ボールロストの確率が上がります。それは、半身にすることでボールに対しての反応が鈍くなるからです。野球の守備で、ピッチャーが投げるとき、あらかじめバッターに対して半身に構える選手はいないですよね(^_^;)
サッカーにおいて、足元へ繋ぐパスは、安易に失わないことが最低条件です。したがって、受け手が一度、出し手に対しておへそを向け、パワーポジション(あらゆる方向に対応できる状態)をとる意識が大切となります。半身になってトラップするかどうかは、パスを受けようとする前に、周辺の状況を把握しておき、ボールの質を確認してから決めます。
ここまで考えると、あるスキルがとても重要になることがわかります。それは、ファーストタッチで、ボールを利き足側にコントロールするスキル。これを習得できると、半身になっていなくても、一回で前を向くことができます。受け手にとっては、パスに反応しやすく、マークしている相手にとっては、急に方向転換されて利き足にボールがくるので、非常に厄介です。コロンビアのハメス・ロドリゲス選手がいい例です♪
おわりに
ボディシェイプを意識し、後ろや横からのパスを半身になってボールを受けることは大切なことです。しかし、試合の状況に応じて、必ずしもそれが良いとは言えません。出し手に良いパスを要求する以前に、受け手としてできることのスキルを高めておけば、間違いないですね(^_^)
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