目次
はじめに
そもそも、4スタンス理論とは、人間の動作のパターンを4つに分け、それぞれのタイプに合った体の動かし方をすることを推奨している理論です。
たとえばA.B.C.Dのうち、Aの人にとっては、キックはこうしたら蹴りやすい。という感じです。
4スタンス理論と実際のサッカー
理論の通りに、ひとつひとつの動きで検証するのは至難の業。サッカーは止まっているボールを蹴るシーンはほとんどありませんので。あらゆる状況に理論を取り込むのは現実的ではないかも。
この4スタンス理論の良いところは、「人によって得意な体の動かし方が違う」ということが理解できるところ。指導者やコーチの中には、問題なくプレーできていても、
「その動きは違う。こうしないとダメだ。」
というような自分の感覚だけでその人特有の体の動かし方を否定する人もいます。これでは、伸びるものも残念な結果になってしまいますね。野球のイチロー選手も、プロ一年目、コーチに色々言われたけれど、修正しなかった。という話は有名です。イチロー選手は知っていたんでしょうね。その人特有の動きが大切であることを。
一方のサッカーでは、海外に目を向けてみると、日本人から見ると変な動きをする選手って多いと思いませんか。こんな蹴り方でいいのかよ!?って思わず突っ込みたくなるようなフォームで良いパスを出したり、世界のトップレベルで活躍したり。ドリブルでも、手をバタバタさせながら相手のディフェンスを抜いていくシーンには、とても興味がわきます。そして、サッカーの上達には、そういったところにヒントがありそうな気がします。
おわりに
私は、4スタンス理論からは、選手の個性を認めることの大切さを教わりました。
その上で、理論を実際のサッカーで活用するのであれば、
ちょっと変わった動きをするチームメイトがいたら、その人にはあなたのサッカーが上達するためのヒントが隠されているかも。という意識付けが重要だと思います(^_^)