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【豊かな!?食生活を可能に】食品添加物とは?メリットとデメリットも。

食品添加物とは、食べ物を作ったり、加工したり、保存するときに使う目的で使われる物質です。加工助剤、調味料、着色料、保存料といったものがあります。

厚生労働省によると、食品添加物の安全性について食品安全委員会による評価を受け、人の健康を損なうおそれのない場合に限って、成分の規格や、使用の基準を定めたうえで、使用を認めている、とのこと。また、使用が認められた食品添加物についても、国民一人当たりの摂取量を調査するなど、安全の確保に努めているそうです。

そんな食品添加物は、大量生産、大量流通、多品目の『豊かな』食生活を可能にしていますが、メリットとデメリットが存在します。そこで今回は、食品添加物のメリットとデメリットについて書きます。

メリットはCMでお馴染みのフレーズ

食品添加物を使うことによる食のメリットは、次のようなものがあります。

・簡単(加工)
・きれい(時間が経っても、変質しない。色鮮やか。)
・安い(お財布に優しい)
・便利(長期保存が可能)
・オイシイ♪(人工的な味)

いかがでしょうか。テレビCMやパッケージでお馴染みのフレーズですね。みなさんも、食事をしたり、購入する際の、ひとつの要素にしていませんか。食品添加物にお任せください。

しかし、消費者はわがままなもので、食には次のような安全と、その結果としての健康を求めています。

・食品添加物
・農薬
・GMO(遺伝子組み換え)
・中国を中心とした輸入作物
・3・11以降、放射能

いかがですか。よく考えればわかりますが、添加物にも出てくる食のメリットと安全を同時に求めることは、不可能です。そんなに都合よくいきません。今の時代、加工食品で安いのを求めれば、リスクを負うのは当然です。国産の無農薬有機野菜ときちんとした味付けと、輸入と人工的な加工処理のもので同じ価格で競争はできっこないのです。

どうしても安く抑えたいのでしたら、それは原材料を購入して、自炊するほかありませんね。加工食品の材料原価は2割といわれていますから、自炊に切り替えれば、手間はかかるけれども、厳選素材の食事を口にすることだって十分可能になります。

この、手間がかかる。ということは、本来自然なことであり、美味しいものを作るうえで必要で、人間形成において重要なのですが、なんでも人工的に処理できる。しかも経済が働く。となれば、否定する人は少数派。しかし、その結果が今の社会を反映しているように見えます。

デメリットは100%でない安全性や味覚破壊など

さて、食品添加物のデメリットと付き合い方については、

【目先の利益は、後の祭り】食品添加物の危険性は?

で触れていますので、ここでは、よくありがちな安全神話について紹介しながら、簡単にデメリットを紹介します。

食品添加物には、天然由来のものや人工合成のものがあり、天然由来なら安全。と考えてしまいがちですが、必ずしもそうとは限りません。天然由来でも、人間が普段食べないような生き物から抽出していて安全性が疑われたり、天然由来でも摂取しすぎると危険なものもありますし、成分抽出の際に使われる塩酸で発がん性物質ができたりします。また、天然由来も人工合成も『同じ』で、摂取しすぎなければ大丈夫。というのも、単なる安全神話に過ぎません。なぜか。それは、天然由来のものも、人工的な添加物と同時に摂取することで、味覚が破壊されてしまい、過剰摂取してしまうからです。

たとえば塩ですが、(精製塩か天然塩かは、ここでは触れません。)人間には防衛本能として味覚が働くので、本来、塩の過剰摂取は拒絶して起こりにくいものです。しかし、塩が他の「人工合成」された食品添加物とコラボすると、その塩っ辛さを感じなくなり、過剰摂取を引き起こす要因となります。

この、味覚を破壊することによって過剰摂取を引き起こす手助けとなるのが、「人工合成」食品添加物の危険性のひとつです。また、人工甘味料では、体が砂糖と勘違いをして、血糖を下げるインスリン分泌が過剰になり、それが続くと今度は血糖を下げる作用が鈍くなる。という、機能不全を引き起こすリスクがあります。いずれも一度「安全」といわれて認可されたものです。。。

石油のなかった時代からの、1000年の伝統(人体実験の歴史)を持つ『和食』で使われる食品添加物と、昨今の不自然な添加物では、全く安全性が違うといえるでしょう。今日の添加物は、いつ『禁止』になるのかわからないけれども、和食の添加物は、防衛本能で過剰摂取にならないよう、先人の知恵が詰まっています。さらに、和食には排毒作用もあることから、海外からは非常に注目されています。

おわりに

最終的に食品添加物とどう付き合うかは、経済活動が自由である以上、自己責任となります。ここまで『不自然』な食品添加物を普及させてきたのは、国やメーカーの問題もありますが、消費者の『何も調べずに、大手企業なら安心、という依存心』と『ご都合主義』の結果でもあります。消費者が不買すれば、こんな添加物たっぷりな世の中にならないですからね。コンビニ弁当には、200~300使用されているそうですよ。そういう商品を作る工程では、もちろん、環境も不自然なレベルで汚染されますよね。経済だけは上向きになるかもしれません。

どう行動に移すかは、自分次第。健康被害にあったとしても、誰も責任を取ってくれません。したがって、『おかげ(メリット)』と『せい(デメリット)』を天秤にかけて判断する必要があります。

本当に、子供や孫たちに良い世界を残そうと思ったら、まずは、自分で調べるところから始めてみてはいかがでしょうか。結果として食生活が変わらなくても、調べたことは必ず他のところで役に立ちますし、デメリットはないでしょう。子供たちの無邪気な姿を見て、子供たちの寝顔を見て、子供たちが産まれたときを思い出して、大人の都合を一度排除してみることをおススメします。先人は、今よりも栄養や衛生環境が良くない中でも、和食を食べて、しっかりと暮らしていたのでしたからね。

食品の裏側「安部司講演会」DVDの一部紹介【12:45】

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