目次
二軸動作理論は、日本サッカー界において多大な功績を残している理論体系であり、私も大いに参考にさせていただいた経緯がありますが、
しっかりとした二軸動作をするには、一見矛盾しているように聞こえますが、センターが通っていることが何よりも重要です。
二軸動作は、片足で踏ん張らない!
二軸動作の基本のひとつは、接地している片側の足で踏ん張らない、というところにあります。踏ん張ると、そこの足でひとつの軸が出来てしまい、スピードが遅くなったり、関節周辺や筋肉に余計な負荷がかかったり、バランスが崩れやすくなります。
あらゆるスポーツにおいて、センターはとても大事!
その一方で、スポーツ全般においては、センターを通す。ということがとても重要です。頭のてっぺんから吊り下げられているような感覚。と表現する方もいらっしゃるように、一本の軸を体の中心に通すことでパフォーマンスを上げる。という考えです。
簡単に図で表すと、こんな感じになります。絵ゴコロ無くてすみません。。。
一見矛盾している二軸とセンターは表裏!?
この二軸とセンターは、一見すると矛盾していますが、実はそんなことありません。
二軸動作で高いパフォーマンスを発揮しようとすればセンターを意識しないとスムーズに動けませんし、センターを意識すると、接地している片足で踏ん張った力を必要以上に入れることが良くない。という二軸動作が入ってきます。まるで表と裏の関係のようですね。
猫背で姿勢が悪いのは完全アウト!
この二軸とセンターですが、猫背で普段の姿勢が悪い選手は習得が極めて難しいと、指導をしていて感じます。二軸の感覚は身についても、センターが通らないのです。
センターを通すには、直立したときにきちんと胸が開いた状態になる必要があり、携帯ゲーム機やスマホで画面と毎日にらめっこをしているようではダメなのです。また、子供は特に、柔らかいソファーに座ったりせず、きちんと堅い椅子に座ると良いでしょう。バランスが崩れるため、家のソファーには座らない。というスポーツ選手もいます。
二軸やセンターを土台としてMメソッドが加われば・・・
そんな二軸やセンターですが、すでに自分のものとしている選手にMメソッドが加わると、一気に飛躍できる可能性があります。
なぜなら、Mメソッドの動きそのものが、二軸やセンターと関連しているからです。Mメソッドは超一流選手の動きを分析して体系化したものですから、超一流選手は社会人としては若い年代なのに、本当にすごいなと感じます。
おわりに
世の中には、体の動かし方について色々な理論体系がありますが、大事な要素を引き抜いて組み合わせたり違う角度からアプローチをしていくと、同じところにたどり着いたりするものです。しかも、この手法はサッカーやスポーツ以外でも有効です。ですから、勉強をする際は、頭を柔らかくして考えたいですね(^_^)